2012年07月27日
7.29脱原発国会大包囲へご参加を!

今夕の首相官邸前抗議行動はありません。
日曜に「7.29脱原発国会大包囲」があります。
日時:2012年7月29日(日)
集会:15:30〜16:30
デモ出発:16:00(集会の途中からデモだしを始めます)
国会包囲:19:00
終了予定:20:00
集合場所:日比谷公園中幸門(日比谷公会堂裏)
*19:00より国会議事堂正門前にて、超党派国会議員も
列席するキャンドル集会を予定しています。
主催:首都圏反原発連合
昨夜、NHK「クローズアップ現代」がデモを取り上げました。
「デモは社会を変えるか ~声をあげはじめた市民たち~」
このタイミングでの報道は非常にタイム・ラグを感じました。
せめて2週間前にこの報道があれば別の意味があったかも
しれません。
(今夜デモが無いとは知らずに首相官邸前に行かれた方も
多いかも・・・)
市民が動くとき。
それは突き動かされるように、身を削るような思いに駆られて
参加している人も多いのです。
番組は肯定的な終わり方に視えながら、本質をぼかしている
ような気がします。

「白い風船」について気になっている方もいらっしゃるでしょう。
(写真は朝日新聞デジタルから借用)
首相官邸前で、白い風船を持って「再稼働反対」と叫ぶ人たち
参考資料:東京新聞25日社説はこちら
社会への市民の反応。
今後、医療・介護の崩壊があらわになる時、同じような事象が
再び起こるような予感を抱いています。
デモに参加していると、私の中では反原発も医療・介護問題も
同じような懸念が広がります。
根っこは同じこと。
国や行政が推進対応していることと、市民生活、市民感覚との
かい離です。
気が付いてから行動に移し、それが軌道に乗るまでの時間。
逆算してみれば、もうかなり出遅れていることは否めません。
でもまだ間に合うかもしれないし、可能性を捨てたくはないのです。
医療・介護について悲観論だけでは何も変わりません。
でも、広域的に考えた時に「この先厳しい現実は避けられない」
という覚悟や心構えは持ち合わせたほうが賢明とは思います。
まだ未来は決まっていません。
ちょっとでも希望の種火は消さないようにしたいのです。
そのためにも、個人が前もってできる可能なことを取り上げて
いければと細々ながら思っています。
今週はまれにみる多忙でパソコンに向き合える時間が無く、
介護とは、己の時間を削る行為そのものだと痛感しています。
2012年07月21日
「再稼働反対」で考えるコミュニティとは
16日の「さようなら原発10万人集会」には
17万人が声をあげました。
そのわずか4日後の金曜日。
今夜も人は途絶えることなく声が響きます。
福島から避難している女性。
プラカードを持ちながら歩いてきました。
「故郷、双葉町の人いませんか?」
並んだ沿道の人が拍手で迎えます。
「身ひとつで来たのよ。でも泣かないの」
「こうして皆が反対してくれているから!」
実際には涙目。周囲の人も・・・
被災しながら、同じような経験をさせたくないという決意。
車椅子で参加している人。
会社帰りの人。
私の隣には茨城のホットスポットに住んでいる女性。
遠く長野からきた青年。
メインエリアからはずれているので、とてもシンプルな
「再稼働反対」のコールが延々と続きます。
キャンディを周囲に配る人。
エネルギー補給ねと、ナッツを分けてくれる人。
著名人も政治家も、時おり通り過ぎます。
ふと「これもコミュニティの姿なんだ・・・」と感じました。
見知らぬ人同士が、おたがいにいたわり合う。
秩序を守ること、より良い方向を目指すこと。
あまり目をつり上げず、継続して行動していくこと。
出会うことによる楽しさだったり、嬉しさだったり。
ほんの短い時間の共有が何かを生み出しているよう。
多くの人が自ら行動することを「あきらめない態勢」に
なりつつあるようです。
19日の朝日新聞朝刊。「金曜の夜、官邸前で」
慶応大教授の小熊英二さんのインタビュー&ルポが
デモについて掲載しています。
一面を使った長文なので読み応えがあります。
見逃した方は図書館で。
どんなデモの様子なのか知りたい方はこちらをどうぞ。
新しいジャーナリズムです。
2012年07月17日
過去最大規模「反原発17万人の声」
活動をひっぱってきた呼びかけ人の方々。
坂本龍一さんを除き、前期・後期高齢者の
世代です。もちろん後の世代も続きます!
今年はじめて蝉の声を聞きました。
時おり小さい子の声が響きます。
「子どもたちの未来へ何とかしなくては」
大人たちの決意もそれぞれ。
行った小室等さんのオープニングライブ。
飛び入りで永六輔さんが!
ふり返れば、社会への行動を示す人びとが
私のもっと前の世代には多かった。
呼びかけ人のそれぞれのスピーチ。
90歳の瀬戸内寂聴さんをはじめとして、あらためて問いかける。
すべては「命」が根底にあることを。
私たち一人ひとりが、これからどんな社会を望むのかを。
そしてあきらめずに声をあげていくことを。
とりわけ発言者として福島から参加された武藤類子さん。
被災した立場から、このような心に染みる言葉をつむぎだす。
多くの人に聴いて欲しいと思っていました。
すでに動画がアップされています。こちらからどうぞ。
当日の様子。参考になるニュースソースを。
朝日新聞デジタル。こちらから。
TBSはこちらから。
北海道から九州まで。遠くからかけつけた参加者も多い。
ただ、集会に行くことはできない声なき声。
それを忘れてはならないと思う。
かつて安保闘争を経験した世代は「あの時以来かなぁ・・・」という。
私は10万人規模というと、やはり沖縄の県民集会を思い出す。
反原発では過去最大規模という17万人。
市民が大きく動いた歴史に残る一日かもしれない。
それを正確に伝える報道がどれだけなされたか。
昨晩のテレビニュース然り。
そして、今日の朝刊で新聞各社が物語っています。
高齢者福祉を見ても「どうしてこれまで手を打てなかったのか・・・」
と、多くの人が感じるときが今後くるかもしれない。
その時は相当覚悟しなければならない状況だと思うのです。
誰かがやってくれていた社会。
もうすでに終わりを告げているのかもしれません。
原発も超高齢社会の課題も、一人ひとりが行動しなければ
望む社会にはほど遠い。
そんなことを想いながら、日焼けの痛さを感じている。
2012年07月14日
全国に拡大する抗議行動
テレ朝「報道ステ」の取材を受ける大学生(放映されてました!)
恒例になってきた金曜日の原発再稼働抗議行動!
首相官邸前は身動き取れないほどの人です。
そして今や全国14ヶ所(北海道・東京・石川・愛知・京都・福井・岐阜・兵庫・大阪・福岡・佐賀・長崎・宮崎・鹿児島)に広がってきています。
再稼働反対!の声が響きます
塩味のソーダキャンディをくれた見知らぬ女性・感謝!
福島を決して忘れない!
警察車両・警察官の数も毎週ごとに増加。
主催者側の要請で、参加者がケガをしないように
配備されているとか。でもちょっと物々しい・・・
デモの中を見覚えのあるお顔が!
「さようなら原発1000万人アクション」の呼びかけ人・鎌田慧さん。
目礼すると軽くうなずかれました。
今回は若者が多く参加しているのをみかけました。
デモに不慣れなのかプラカードも無しです。
でも3時間ずっと大きな声を出していました(大丈夫かしら)
長野から参加。宮城から参加。もちろん福島からも!
来週の16日、代々木公園で行われる「さようなら原発10万人集会」。
全国各地から「参加します!」という声があります。
ここ数日の西日本豪雨災害。あまりの被害に声もありません。
自然がもたらす脅威。
そこに人災が加わった時、私たちはどうなるのでしょう。
リスクをできるだけ小さくする。
そのことを一人ひとりが行動で示しています。
追加:もんじゅ君作成のチラシです。
セブンイレブンでネットプリント予約番号 41120991 で
出力できるそうです(7月20日まで)。
2012年07月07日
雨に想う 「原発再稼働と介護」
首相官邸前で行われた抗議行動は雨模様。
時間に余裕を持って到着したはずでしたが、
国会議事堂前駅の地上に出ると、すでに
身動きとれないほどの人!
(もう少し遅かったら地上が混雑しているからと
駅構内に留め置かれるところでした・・・)
気が付くと、私の周りはいつも「ひとり参加者」
が目立ちます。ちょっと不思議。
そんな中、警察官の声が響きました。
「非常に込み合っています。ご協力をお願いします!」
隣の女性が
「なんだかバーゲンの会場みたいね~」
私も思わず顔を見合わせて
「ふ・ふ・ふ!そうですよねぇ~」
ここに集う人たちは、それぞれに想いが違うかもしれない。
それでも「意思表示をする」という選択をした人たち。
その根っこにあるものを自問する。
福島原発事故は「人災」-国会事故調が報告書
そう、これ以上の人災を再び起こしてはならない。
自然災害が年々増加しているこの国では、被災することで
介護を必要とする人も増えてしまう。
3.11後の被災地では、高齢者の要介護者も増加したという。
環境が変わるということは、何らかの持病を持つ高齢者にとって
体調も悪化する。
また、それを放置してしまうことで認知症を併発してしまうことも
あると聞く。
昨年、専門家はいち早く避難所にいる認知症の人への
「支援ガイド」を出しました。
超高齢社会。
これ以上災害(人災)が増えれば、介護を必要とする人は
路頭に迷うことになるかもしれません。
福島で自宅に戻れない人たちの声。
「自分たちは地獄だ。同じような経験をしてほしくない」
誰かの経験を活かすことの出来る社会へ。
私の根っこには「介護の視点」がうずいている。
参考:デモの様子はコチラを!
2012年06月30日
視える化によって、より人は動く
「野田はNOだ!」 大人たちに交じって小さい子も一生懸命歩きます
先週に引き続き、首相官邸前で行われた抗議行動に参加。
「大飯原発再稼働反対!」の声があちらこちらから響き渡ります。
前回を上回る人の波。
上空には数機のヘリコプター。
さまざまな手作りのプラカード。
幼い子ども連れの若いお母さんたち。今回もたくさん見かけました。
居ても立っても居られない気持ち。
突き動かされるように、この場に集まったのかもしれません。
「あなたはいくつ?」(何か月かな?)
デモ最年少記録。私の心のギネスブックに載せますね!
さて「視える化」です。
放射能という視えない危険なものに、私たちは日々さらされています。
人は視えない問題は先送りしがちです。
これだけの情報社会ですが、先週の4万人のデモを
まったく報道しなかった報道機関もあるとか・・・。
各々の視える状態になるまで、そうとうな時間も必要です。
今回の抗議行動。活躍したのはツイッターやフェイスブック。
視える化もさまざまなアプローチがあります。
一部の人はかなり熱く思いの丈をぶつけていました。
その一方、とても冷静に訴えている人が多いように感じます。
団体や組織というより、私のような個人参加者が目立ちます。
「個」として行動することは、「自分の意志を確認する行為」
かもしれません。
自分が動くためには、社会がどの方向に動いているのか。
私のように具体的な動きが視えてきてから、それに乗っかる人も
もちろん多いと思います。
視える状態にまで持っていく人たちに頭が下がります。
また、もっと先にはどんな状態が待ち受けるのか想像することも
大事かもしれません。(踊らされないような自己チェック!)
まず、ポイントは具体的な動きが視える状態になったとき、
アプローチが多少違っても同じ方向に向かう人たちが
つながるということです。
私の抱えている課題(認知症や介護など高齢期全般)は、
当事者だけの問題(自助・自己責任)となりがちです。
人びとに視える状態になるまで、なかなか持っていけない。
つまり表面化しにくいので、問題を共有することが難しいのです。
そして対象が高齢者ですから、情報をキャッチすることが
とても不得手な人たち。
社会のサポート(支援)が、そうした情報の狭間にいる人たちに
視える状態になれば良いのですが、それとは逆に
支援につながらない人たちが溢れ出すような、
そんな視える状態はちょっと困るのです。
今回の抗議行動を3月から企画した青年。
介護職員さんだそうです。
彼には、この先の状況がより切実に視えているのだと感じます。
「困っている人を置き去りにできない」
こうした苦悩が増えていかないためにも、事前にできることが
きっとあると思います。
参加者は主催者発表で20万人。
それぞれの想いが、この国のトップリーダーに届くことを祈って。
2012年06月23日
平日の夜に4万人!

昨夜、首相官邸前で「大飯原発再稼働決定を撤回させましょう!」の抗議行動に参加しました。
主催者側の発表では参加者4万人とのことです。
(警視庁の発表では1万人。この差はわかりません・・・)
あらたに検討しているデイサービスの施設見学をしてきた後で、
気分は「ちょっとくたびれたなぁ」状態。
でも気持ちを切り替えて行くことにしました。
電車では爆睡していたので、乗り換えを間違えたりして遅れて到着。
地下鉄の階段を上り始めるとすでに
「再稼働反対!」のシュプレヒコールの嵐!そして人の波・波・波!
今夜はさまざまな市井の人々が参加されていました。
キャンドルを灯したシスターたち。
会社帰りのサラリーマン。
幼稚園の先生たち。
小さなお子さんを二人抱えたご家族。
お父さんに抱っこされていた女の子。
後ろにいた見知らぬお兄さんがリュックからごそごそ。
キャンディーをもらっていました。
「再稼働反対!」という手拍子がずっと続きます。
大人たちの大きな声にも泣かなかったね。
幼いあなたも時代の目撃者。
けっして傍観者ではないのですね!
冒頭の写真で高々とポスターを掲げているのは
たぶん小学生くらいの女の子。
後ろにいる私の背筋がピンと伸びました。
子どもたちの未来に向けてのまっすぐな姿勢。
経済も大事かもしれないけれど、選挙権のない子どもたちが
必死に向き合っている、その現実。
ここにも「けっして忘れてはいけない日常」がありました。
ポスターは見覚えのあるイラストレーターのもの。
何人かの方も掲げていました。
その中のお一人に
「作家のお名前はどなたでしたか?」と聞くと
「奈良美智さん!来週も来てね!」
一枚いただいちゃいました。感謝!
