2012年07月20日
逆算して生きることを知る

多いと思います。
「死ぬ時に後悔すること25」大津秀一
(致知出版社)
この本は「軸を支える」とでもいいましょうか、
非常に多くの示唆を与えてくれました。
この若き緩和医療医は、今では私のメンター。
人生の岐路で出会えたことに感謝です。
と言っても、もちろん実際にお会いしたわけではありません。
読者としてです。
ちょうど親の「老い」と「介護」に直面した時期だったせいか、
いずれくる親の「死」について「私が前もって知らなくては!」
という先走った気持ちがありました。
今では必ず本人ではなく、家族が「医療判断」を求められる。
また、その判断が後々心の痛みとして中々消えないことがある。
自分の体験としてではなく知識として理解しています。
不思議に思うのは、皆さんもご承知のとおり、わが国の年間の
死因のトップは「がん」です。
にもかかわらず、ホスピスや緩和医療の受けられる医療施設が
全国にどれくらいあるでしょうか?
親のためにと思って手にした本が、自分の生き方を考えることを
後押ししてくれました。
大津秀一氏のたくさんの著書。一読の価値ありです。
私たちに必要なことは、超高齢社会であることを自覚しながら
逆算して生きること。
それが結果として、自分が納得して旅立てることになるのかも
しれません。私はそう受け止めています。
また、そのことに取り掛かれるタイミングもあるのだということ。
そう、危惧するのは認知症という病気の影響です。
さまざまなことが前倒しとなってやってきます。
自分の人生は自らが選択し、自分以外の人に痛みを与えない。
そのためには医療・介護についての知識が必要です。
ちょっとエラそうに書いてしまいましたが、医療も介護も旅立ちも、
色々なことがこれまでと違う意味で表面化してきています。
彼のブログもとても参考になります。こちらからどうぞ。
Posted by オレンジの朝 at 04:10│Comments(2)
│医療を考える
この記事へのコメント
うーーん、参考になります。
ご案内のブログ見ました。参考になります。
逆算は、基本ですね、
ご案内のブログ見ました。参考になります。
逆算は、基本ですね、
Posted by すこや at 2012年07月21日 03:42
自分のことに置き換えた時からが
すごく長い時間を必要とします。
元気なうちに向き合って欲しいんです。
とても重たいテーマではありますが・・・
コメントありがとうございます!
すごく長い時間を必要とします。
元気なうちに向き合って欲しいんです。
とても重たいテーマではありますが・・・
コメントありがとうございます!
Posted by オレンジの朝
at 2012年07月21日 12:58
