「再稼働反対」で考えるコミュニティとは
金曜恒例、官邸前の
原発再稼働反対集会。
16日の「
さようなら原発10万人集会」には
17万人が声をあげました。
そのわずか4日後の金曜日。
今夜も人は途絶えることなく声が響きます。
福島から避難している女性。
プラカードを持ちながら歩いてきました。
「故郷、双葉町の人いませんか?」
並んだ沿道の人が拍手で迎えます。
「身ひとつで来たのよ。でも泣かないの」
「こうして皆が反対してくれているから!」
実際には涙目。周囲の人も・・・
被災しながら、同じような経験をさせたくないという決意。
車椅子で参加している人。
会社帰りの人。
私の隣には茨城のホットスポットに住んでいる女性。
遠く長野からきた青年。
メインエリアからはずれているので、とてもシンプルな
「再稼働反対」のコールが延々と続きます。
キャンディを周囲に配る人。
エネルギー補給ねと、ナッツを分けてくれる人。
著名人も政治家も、時おり通り過ぎます。
ふと「これもコミュニティの姿なんだ・・・」と感じました。
見知らぬ人同士が、おたがいにいたわり合う。
秩序を守ること、より良い方向を目指すこと。
あまり目をつり上げず、継続して行動していくこと。
出会うことによる楽しさだったり、嬉しさだったり。
ほんの短い時間の共有が何かを生み出しているよう。
多くの人が自ら行動することを「あきらめない態勢」に
なりつつあるようです。
19日の朝日新聞朝刊。「金曜の夜、官邸前で」
慶応大教授の小熊英二さんのインタビュー&ルポが
デモについて掲載しています。
一面を使った長文なので読み応えがあります。
見逃した方は図書館で。
どんなデモの様子なのか知りたい方は
こちらをどうぞ。
新しいジャーナリズムです。
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